最後の悪夢
日が落ちて部屋に吹き込む風が冷たくなったのは間もなくのことだった。窓を閉めて、他にやる事がなくなったから。スマホもそこまで電池は減っていないけど、一応充電しておこうかなと思って。
コンセントから伸びたプラグの先に繋がれていた、凛上のスマホが視界に入って。
............。
良からぬことだとは思いながらも、好奇心に負けてそれを手に取ってしまう。シンプルな黒いケースに入ったスマホ。
電源をつけると、なんとロックがかかっていなかった。簡単に開いてしまい「おいおいおい」と心の声が漏れそうになるのを必死で抑えて、ドキドキしながら指を滑らせる。