歌詞を書く

道化師

「いつかの未来につながるから」って
そんなこと言われたって
今の私にはまだ理解ができないよ

「ああしなさい」「こうしなさい」
幼い私に繰り返す
まさに呪いにかかったみたいに
皆命令するばかり
勝手な未来を想像しては
自由は奪われていく
「将来安泰だね」「有望だね」
敷かれたレールの上を歩く
「やりたくない」「逃げたいよ」
そんな言葉は空気の震えすら
作ることはなくて
「いつかの未来につながるから」って
知らない希望押しつけて
身動きが取れないの
「私の気持ちは?」
そんな問いかけしたくて できなくて
空洞があいていた

私には「Yse」以外の答えが残されていない
「あれやりたい」「これがしたい」
希望は心に穴を開ける
光を追い求め 走ることすらしなくなって
空っぽの中に道化師(ピエロ)が現れた
< 28 / 28 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

『またね』と言わない理由
花空./著

総文字数/1,238

恋愛(純愛)6ページ

表紙を見る
あの日々は、一生のタカラモノ。
花空./著

総文字数/2,088

実用・エッセイ(その他)12ページ

表紙を見る
何色にも変われるきみ
花空./著

総文字数/5,523

恋愛(その他)20ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop