冷血くんとの同居生活にて…♡


「お兄ちゃーん?いちごちゃんのお荷物李恩の部屋に運んであげて?」

階段の先に向かってそう言うおばさん。


「大丈夫です!荷物少ないので!」


「え?全然気を遣わないで?」


そんなおばさんの優しさだけを受け取って、私はそのまま車に戻って荷物を取り出す。


お兄ちゃんって言ったわよね?

何歳くらいなんだろう。


「お荷物お持ちしますよ」

不意に後ろから声がかけられる。


「あ!いえいえ!だいじょ、、、」

どこかで見た…。

1週間前と同じ反応。


「あんた、いよいよ人の家にまで乗り込んできたな」


そう呆れたように言う、

「は、早瀬くん!?」

< 11 / 88 >

この作品をシェア

pagetop