【改訂版】新まりなの日記

【アタシが全部稼ぐから…】

5月15日・晴れ

アタシは、あいつの収入が少ないけんバイトして足りない分を稼いでいる。

アタシは、鳴門競艇場の近くにあるパチンコ屋さんと撫養町内にあるローソンをかけもちで働いている。

他にも、ポカリスウェットスタジアムで開催される地元のJリーグチームのホームゲームの日に試合開始前とハーフタイムの時にスタンドでサンドイッチの売り子やイベントのコンパニオンなどをして稼いだ。

それでもまだ足りひんけん、以前お世話になった徳島新立町にあるソープ店や高松のデリヘル店へ行っておカネを稼いだ。

試しに、あいつの年収を計算をしてみたところ、どんなに計算しても年収は300万円未満である。

せやけん、共稼ぎしとんや。

アタシの両親の世代の若者たち(だいたい昭和40年代頃、アタシが生まれた時分)の結婚が盛んに進んでいたわけは、男性の収入面が昇給で、終身雇用の正社員で、安定した年金があったからである。

せやけど、今の世代の若者は非正規雇用で低賃金の上に増税負担などが重いけん、理想の結婚なんてどだい無理…

アタシが21の時にテレビで放映されていたドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBSテレビ・賀来千香子と布施博主演のドラマ)があった。

そのドラマを見て『自分の力で結婚相手を見つけることができないから人にお見合いをたのむ…その時に出会った相手はボロばかりだ…』と思った。

どんなに書き殴っても、アタシのモヤモヤが高まるけん、きりがないわ…

話を戻すけど、アタシは『あいつと結婚するのじゃなかったわ。』と後悔してる。

せやけん、近いうちに離婚調停を起こす予定である。
< 116 / 221 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop