期間限定恋人ごっこ【完】番外編



おはよ、起きるの早すぎと怒りの返信をしてのんびりと準備をする。



ピコン…_________



再び通知を知らせる音が鳴り確認をすると「すみません。先輩朝弱そうですもんね笑」と返事がきていた。



『…こんにゃろ、笑じゃないっての』



リビングに行くとお母さんがすでに起きていて早起きな私を見るなり目を見開いていた。



天然記念物を奇跡的に見てしまったかのように。





「どうしたの?早起きなんかして…」


『いや、うん。ラインに起こされた』


「あぁ、なるほど。アンタが自分で起きるなんてあり得ないって思ったのよ」





うわ、酷い返し。



大きな欠伸をしながらキッチンに入ってココアを作り、お母さんに邪魔と一喝されてリビングにあるソファーへと腰を沈める。



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