期間限定恋人ごっこ【完】番外編
ユカは黙って私をぎゅっと抱きしめる。
私の全てを知っているユカ、私の恩人のユカ。
私の全てを受け止め包み込んでくれるユカ。
ユカの腕の中は心地いい。
『もう大丈夫…』
ユカから離れてニコッと笑うと、無理に笑うなって言われ頬を抓られてしまった。
地味に痛い。
『ユカ』
「ん?」
『好き』
「私も好きだよ」
『大好き』
「うん」
『愛してる』
「…さすがにそれはちょっと」
きょ、拒否しなくても。
落ち込もうとした私の頭に手を乗せて「冗談だよ」と笑って言った。