私の世界は色づき出したんだ
私はとっさに目をつぶったが、衝撃はなくましてや痛くもなかった。
むしろ柔らかかったので、私は恐る恐る目を開けるとそこには北条君の顔が間近にあって、身体が密着していた。
温かい体温と、鼓動が聞こえそうな程近くで触れ合っていた。
「本当に忙しい人だな…、桜木さんは。」
そう言われると、私は顔を真っ赤にした。
これ以上密着していると、緊張のあまり本当に倒れてしまうと思い、私は慌てて立ち上がり、走ってその場を後にした。
鼓動が早いのは、きっと走っているからだと暗示を唱えるように教室まで全力疾走し続けた。
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