嘘つきオオカミに恋する姫

「好きだよ。」

「そうゆうのいいよ。思ってもない事わざわざ言わなくて。」

違う席ではシャンパンコールが鳴り止まない。

「なんでそんな事言うの?
俺は本当に好きだから言ってるのに…」

ただの営業でしょ?

そんな事分かってるのに今日も私は貴方に会いに来た。

「ごめんね。私も好きだよ。」

嬉しいはずなのに切なくなる。



だって貴方は誰のものにもならないから。


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