君の想いは僕のもの。

せいちゃんが甘すぎる!vol.1




「んー。有季大好き〜」



秋も終わりに近づいた今日この頃。わたしは、いつも通り(?)せいちゃんに抱きしめられています。



「せいちゃーん。くっつきすぎだよ〜」



「いいじゃん。休みの日なんだし」



「平日だってこんな感じな気がするんだけど……」



「気にしない、気にしない」



ニコニコしながらわたしの首元に頭を埋めてくる。



「せ、せいちゃん。くすぐったい……//」



「ふふ(笑)。かわい」



(もう、せいちゃんってば、すぐかわいいかわいいって……。)



何回言われてもやっぱり恥ずかしいものは恥ずかしい。



「あ、そーだ。有季、おれのこと星汰って呼んでみて!」



「そんなの楽勝だよ?」



「さてさて、どーだろうね」



楽勝に決まってるのに意味深なことを言ってくるせいちゃん。



「せ、せい…………ちゃん……」



なぜだか、恥ずかしくてなかなか言えない。



「あれ、ゆ〜き〜?」



「い、言えるもん!」
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