マネキン少女
『大丈夫ですよ!』
返事を返した瞬間、携帯が震え通話モードに切り替えた。
「るるちゃん。お疲れ様!」
「お疲れ様です!!」
なんだか、マネージャーのテンションがやたらと高くて良い事でも有ったのだろうかと勘ぐってしまう。
「るるちゃん、文房具のCMのオーディション!!この前受けたやつだけど!!」
CMなんて、大きな話で受かるはずなんて無いと思っていたのに__
「受かったよ!!」
そう言われ、口があんぐり開いたままフリーズしてしまう。
「ほ、本当ですか!?」
確かに、手応えは感じていたがオーディションなんて出来レースかと思っていた。
前ならテレビに出れる事を喜んでいたが、今は違う。
働いてお金を貰える事が、純粋に嬉しい__
「本当、本当!!るるちゃん、凄いよ!!」
「ありがとうございます!!」
早くこの事をヒロに伝えたい。
でも、再びヒロの家に押し描ける勇気は無い。
それは、ヒロが殴られている音を聞いて、なんにも出来ない自分が嫌だからなんていうどうしようも無い理由で、明日になるのを待ち侘びて眠りについた。
♢♢♢
朝が来て、またもや早い時間に学校に向かう。
返事を返した瞬間、携帯が震え通話モードに切り替えた。
「るるちゃん。お疲れ様!」
「お疲れ様です!!」
なんだか、マネージャーのテンションがやたらと高くて良い事でも有ったのだろうかと勘ぐってしまう。
「るるちゃん、文房具のCMのオーディション!!この前受けたやつだけど!!」
CMなんて、大きな話で受かるはずなんて無いと思っていたのに__
「受かったよ!!」
そう言われ、口があんぐり開いたままフリーズしてしまう。
「ほ、本当ですか!?」
確かに、手応えは感じていたがオーディションなんて出来レースかと思っていた。
前ならテレビに出れる事を喜んでいたが、今は違う。
働いてお金を貰える事が、純粋に嬉しい__
「本当、本当!!るるちゃん、凄いよ!!」
「ありがとうございます!!」
早くこの事をヒロに伝えたい。
でも、再びヒロの家に押し描ける勇気は無い。
それは、ヒロが殴られている音を聞いて、なんにも出来ない自分が嫌だからなんていうどうしようも無い理由で、明日になるのを待ち侘びて眠りについた。
♢♢♢
朝が来て、またもや早い時間に学校に向かう。