Crush~いつも君を想う~
「どうしよう、今すぐに結婚したい…」

林太郎さんはそう呟いた後で、顔を隠すように両手をおおった。

「け、結婚…?」

結婚を前提におつきあいをしているけれど、改めて“結婚”と言う言葉を耳にしたら戸惑いは隠せない。

「結婚したら一果さんは俺のだって言う確証があるから嫉妬する必要性とか大人気なくならないだろうな…って、我ながら何を言ってるんだ」

聞いた私も恥ずかしいと思いましたよ、林太郎さん。

「だけども、今すぐに一果さんと結婚したいとそう思ってるよ」

「それって、プロポーズなの?」

思わず聞き返した私に、
「しまった…。

指輪とか夜景の見えるレストランとかいろいろと忘れてた…」

今にも両手で頭を抱えそうな林太郎さんのその姿に、私はクスクスと笑った。
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