Crush~いつも君を想う~
「報告はどうしようか?」

思い出したと言うように言った林太郎さんに、
「結果がわかってから両親に報告をした方がいいと思う。

さっきも言ったけれど、本当に結果がわかるのは明後日だし…違うって言う結果だったら」

私は言い返した。

「そうだね、その方がいいかもね」

林太郎さんはうんうんと首を縦に振ってうなずいた。

「そうと決まったら、俺も勉強しなければ…」

「勉強?」

意味がわからなくて聞き返した私に、
「2人で一緒に育てるんだから、一果さんが母親になるように俺も父親になるんだから」
と、林太郎さんは答えた。

「う、うん…」

その様子から気合いが入っているのはわかった。

あんまり無理をしないようにと、私は心の中で呟いた。
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