素直になりたい。
その瞬間、私は地獄に突き落とされた。

なんでキラキラの宝石の中に、

そこら辺にいくらでも似たようなものがあって、

人間に何度も蹴飛ばされてきたような

誰にとってもどうでも良さそうな

そんな小石を投げ込むかな?

いやいやいや、絶対おかしい。

なんで、私なの?

その心は?


「では、実行委員会の人は放課後に早速集会がありますので、出席してください。では、その他の人は解散です。お疲れ様でした」


先生が足早に去っていく。

先生に抗議しようかと思ったけど、

そんな勇気は一瞬で蒸発した。

私はこの地獄のような運命を受け入れるしかないんだ。

夏休みに神社で不運を絶ちきってきたはずなのになぁ。

おかしいなぁ。

ふと、空を眺めると、日が短くなったのか、もううっすらと茜色に染まり始めていた。

白と

青と

赤。

フランスの国旗か。

なんて言ったら情緒も何もあったものではない。

私は詩人になれそうもない。


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