青春の花は素顔に咲く
*
「できた……生徒会長、こんなワークでどうですか? 白銀向けのやつ」
「ん、いいんじゃない。さすが黒野君だよね。わかりやすいし簡素でいい」
「えへへ、そんなぁ」
「本当生徒会に欲しい存在だよ」
「生徒会長みたいにはなれないですし」
「君は君らしい生徒会長になればいい」
「でも」
「この学校では異彩を放って、自分を貫く君をボクは尊敬するよ」
「ええ……? 尊敬なんて。生徒会長こそ尊敬しますよ、あたし
体弱いのに、生徒会長なんかやって、それもこなして。
すごいと思うんだけど。
「卑怯なセリフ言わないでくれるかな……まずます好きになっちゃいそうだよ」
「え?」
(好き? って言った?)
「あ、うん。何でもない」
「はあ」
一方白銀はワークを見て目をキラキラさせていた。
ページをめくるたび絵本を読む子供のように興奮した表情を見せる。
「できた……生徒会長、こんなワークでどうですか? 白銀向けのやつ」
「ん、いいんじゃない。さすが黒野君だよね。わかりやすいし簡素でいい」
「えへへ、そんなぁ」
「本当生徒会に欲しい存在だよ」
「生徒会長みたいにはなれないですし」
「君は君らしい生徒会長になればいい」
「でも」
「この学校では異彩を放って、自分を貫く君をボクは尊敬するよ」
「ええ……? 尊敬なんて。生徒会長こそ尊敬しますよ、あたし
体弱いのに、生徒会長なんかやって、それもこなして。
すごいと思うんだけど。
「卑怯なセリフ言わないでくれるかな……まずます好きになっちゃいそうだよ」
「え?」
(好き? って言った?)
「あ、うん。何でもない」
「はあ」
一方白銀はワークを見て目をキラキラさせていた。
ページをめくるたび絵本を読む子供のように興奮した表情を見せる。