物事は計画的に。



……!?

「あっと、ごめんなさい!!
 岳さんからの嬉しい提案に思わずハグしちゃいました。」

離れようとするが、解放される事なくむしろ先ほどより強く抱き締められた。
暖かくて安心する。


「……あの、
 改めて、パートの事を何も相談しなくてごめんなさい。
 次からは岳さんに相談をします。」

「っと言うことは、懲りずにパートをすると言うことか?
 それは了承するのには色んな条件を付けるが。」 

条件!?
なんですと!?
言葉の引き出しの少ない私は次の言葉に悩む。

条件が知りたいけど、ここは一つワンクッション入れておこう。


「えっと、今のパートはお休みって事ですよね?」

「とりあえずは在籍はしているが、僕の条件をのめば続ける事を許す。
 僕もそんな無責任な事を椿にさせられないからな。」

!?

『とりあえずは在籍はしているが、僕の条件をのめば続ける事を許す。』

頭の中でこだまする。

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