真夜中のサイコパス
「咲良、夕食ができたわよ。
降りてきなさい」
母が呼ぶ声で目を覚ました私は、ベッドから上半身を起こして、一階にいる母に聞こえるように言葉を返した。
「うん、わかった。
今いく」
ベッドの上から窓の外を見ると、外はもう暗くなっていた。
私が夕食前に寝てしまうことは珍しくて、自分でもそのことにビックリしていた。
里山高校の都市伝説を試したときに、浜中美澄の幽霊を見たことで、まだ心が疲れているのかなぁと考えがら、私はゆっくりと立ち上がって、一歩、二歩と歩き始めた。
するとそのとき、私は机の上で開かれたままになっているノートを見つけて立ち止まった。
私は机にノートを置いていないし、ノートを開いたままにすることもないはずだ。
もしかして、私が寝ている間に誰かが部屋に入って、私のノートを開いて机の上に置いていったのだろうか?
だとしたら、正直、嫌だ。
勝手に部屋に入ってこられてることも、ノートを勝手に見られることも……。
私は不機嫌になりながら机の方へと歩いていき、その開きっぱなしのノートをのぞき込むと、想像もしていなかったものを目にして、血の気が引くほどにゾッとして、ドクンと心臓が飛び跳ねた。
そのノートには私が書いた覚えがない文章が、私の字で書かれていたのだ。
私はそのことに不安と恐怖を覚えながら、ノートに書かれた文章を読んでいた。
降りてきなさい」
母が呼ぶ声で目を覚ました私は、ベッドから上半身を起こして、一階にいる母に聞こえるように言葉を返した。
「うん、わかった。
今いく」
ベッドの上から窓の外を見ると、外はもう暗くなっていた。
私が夕食前に寝てしまうことは珍しくて、自分でもそのことにビックリしていた。
里山高校の都市伝説を試したときに、浜中美澄の幽霊を見たことで、まだ心が疲れているのかなぁと考えがら、私はゆっくりと立ち上がって、一歩、二歩と歩き始めた。
するとそのとき、私は机の上で開かれたままになっているノートを見つけて立ち止まった。
私は机にノートを置いていないし、ノートを開いたままにすることもないはずだ。
もしかして、私が寝ている間に誰かが部屋に入って、私のノートを開いて机の上に置いていったのだろうか?
だとしたら、正直、嫌だ。
勝手に部屋に入ってこられてることも、ノートを勝手に見られることも……。
私は不機嫌になりながら机の方へと歩いていき、その開きっぱなしのノートをのぞき込むと、想像もしていなかったものを目にして、血の気が引くほどにゾッとして、ドクンと心臓が飛び跳ねた。
そのノートには私が書いた覚えがない文章が、私の字で書かれていたのだ。
私はそのことに不安と恐怖を覚えながら、ノートに書かれた文章を読んでいた。