カレシとお付き合い② 森君と杏珠

 森君はなんか違う⋯⋯ 。

 1人だけ、雰囲気が全然違う。

 日焼けしてない、なめらかなミルク色の陶器みたいな肌。
 茶色っぽくて、フワリだかサラリだか揺れる髪。
整ったハーフみたいな顔。

 なんか1人だけ光ってる。
『うわっ、綺麗! 』って目が吸い寄せられて、
『はっ⁈ 』ってなっちゃう。
眩しいんだ。

 他の男子と同じ制服を着てるはずなのに、森くんの制服だけ綺麗に見える。
見ただけで、もういい匂いがしてる。
 シャツは清潔そうに真っ白、シワもない。
 青いラインのネクタイなんだけど、1人だけ高級そうに見えるというか、制服じゃない、まるで高級スーツってかんじがする。

 そのシャツが細すぎない、ちょうど均整のとれた、なめらかな体に綺麗に沿っている。

 すらりと背が高くて、近くで見たらありえない位置にブレザーのポケット! もう目の前か⁈ 私の身長が足か⁈ ってぐらい足が長すぎて驚く。

 体温を感じないような優雅さで、サラッと爽やかで、余裕ぽくて、大人に見えて⋯⋯。
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