青薔薇の至愛
そんなお兄ちゃんいないと思うけど……。
朱ちゃんが言うからそうなのかな?と、朱ちゃんバカの私は信じてしまいそうになるけど、これ以上話を逸らされても困るからゆっくりと目を閉じた。
「……なに目瞑ってんだよ」
「しょ、しょうがないから抵抗はやめて降参します。
ほら、好きにしなさい!」
「……」
「こいつは本物のバカだ」朱ちゃんの目がそう言っている様に見える。
「絶対手を出すなよ、俺。萎えることを想像しろ。
まず桜木さんが突然恐竜になったとしよう。
俺は肉となり、奴の胃の中で消化に怯え苦しみ、骨となる」
「おーい、朱ちゃん、おーい」
「あっ……優の声が聞こえてくる可愛い。
じゃなくて、おい!俺を正気に戻すな!!」
「早く告白の返事ちょうだい!!」
「~~あのな、これ以上は駄目だって言ってーー……」
何かに悶える朱ちゃんは、切羽詰まった様子で突然私の肩を勢い良く掴むと。