その瞳に黙らされる。
その瞳に黙らされる。


私の通う高校にはアイドルのような存在がいる。

隣のクラスのアイドル、辻くんは私たち2年生はもちろん、先輩も後輩も魅了してしまう人だ。



白い肌とグレーに見えてきそうな黒髪は消えてしまいそうなほどの透明感。

すっと通った鼻筋は小人が滑り台に出来そうなぐらい。

口角がきゅっと上げられると、どこかぽてっとして可愛らしい唇から白い歯が覗く。



175cmは余裕でありそうな長身にまとわれたシャツ越しにも、部活などで鍛えられていることがわかる。

目じりが少しつりあがった目にはガラス玉のような瞳がキラキラと光を反射させる。



溢れ出す透明感と美しさ。彼はそういう人だ。



バスケ部のエースでもある彼の人気は計り知れず、噂によるとファンクラブまで存在するらしい。

かくいう私も、彼の美しさに魅せられた人の1人だ。

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