碧色の恋。



「由奈ちゃん、何言ってるのか分からないよ……」


「うざ。なに、天然アピール?ないわー。みんな帰ろ」


私が状況が掴めないまま由奈ちゃん達は帰ってしまった。



次の日から私に対するイジメが始まった。
運良くあおくんとはクラスが別だったため、バレることはなかったけど。



「男好きだから男さえ居ればいいでしょ?」


と言われ勝手に席を移動されていたり、上履きや体操服を隠されたり、ノートが捨てられたりした。




中学に入って、1年生の時も由奈ちゃんとは同じクラスだった。そこでも私を"男好き"としてイジメを受けた。



中2の時にクラス替えをして由奈ちゃんとは別のクラスになった。そこでしまちゃんと出会い、イジメもなくなった。
< 101 / 124 >

この作品をシェア

pagetop