時間切れ


陸は、走りながら 頭の中がぐちゃぐちゃでとりあえず、駅前のファーストフード店に入った。

走ったのもあるが、心臓がバクバクと鳴っている。
炭酸飲料を注文し、どうすれば良いのか考えた。

《母さんに 直接言ったら、ショックだよなぁ〜
何で、よりによって今日なんだよ!
親父にとって のぞみは、どうでもいいのか?
あ〜! 中学生のオレが何で親父の不倫現場を目撃しなきゃいけないんだよ! 塾は休もう。
やっぱり、婆ちゃんに電話しよう。》

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