時間切れ

「え〜 ヒトシの助言〜」

「何だと〜! お前の幸せがかかってるんだぞ!
いいか! 明日は日曜日だから陸くんをお前の部屋に呼び出せ! 典子さんに内緒でだ。
そして、直球勝負しろ!
典子さんが好きだから結婚したいんだけど、陸くんが反対なら諦めるってな!
賛成なら、2人で作戦を考えろ!

一也、明日中にヤレ! 明日、典子さんが違う男を好きになるかもしれないんだから…」

「ヒトシ! 恐ろしい事言わないでよ!」

「男と女なんて、いつどうなるかわからないんだよ〜 速攻でいけよな!
頑張れ一也! 成功したらまた3人で店こいよな」

「うん… 頑張るわ… 」

「じゃあな!」 ピッ!

一也は、ヒトシが言った"すでにお前は、陸くんの父ちゃん" という言葉を考えた。

確かに毎日のように304号室で過ごしてるわ!

陸に、典子さんに内緒で10時に801号室に来てとメールするか。


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