カラフル☆デイズ

先輩と私



「やっとお昼だー。千紗は今日、お弁当?天気が良いから、中庭で食べない?」


「まひるってば、パッタリと昼休みに出掛けなくなったよね?」


4時間目が終わって、被服室から教室へと戻る最中に、千紗が不意に訊ねてきた。


あの先輩と過ごした約一週間のことは、千紗にも話してなくて、毎回、ちょっと用事があるからと誤魔化してお昼は別々に過ごしてた訳だけど。


「何、突然……」


「別にぃー。単に気になっただけ。とりあえず、私はパンを買いに行かないと」


私が千紗の方を向くと、サラッと話を逸らされた。


「まさか、またあさ兄に私を探る様に頼まれたんじゃないでしょうね?」


私がたまごサンドを作らなくなって二週間ほどが経つけど、数日前に、あさ兄たちが「もうたまごサンドは作らないのか?」って、不思議そうにしてたし……。


「違うって。ただ、お昼休みに出掛けなくなってから、まひる微妙に変だし……」


「変?」


「元気ないって言うのとはちょっと違うけど、何だろ……?たまにぼんやりしてるっていうか、つまらなさそうっていうか……まぁ、そんな感じ」


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