Sweet Love~極上に甘い恋~

甘いやり方と言葉で

お互い別々で部屋を取ってもらったけど、わたしは大森さんの部屋にいた。

「別々でいないと、マズイんじゃないんですか?」

わたしは言った。

「何でですか?」

大森さんが聞き返してきた。

何でですかって…。

「誰かが、わたしたちが一緒にいるところを見ているかも知れないじゃないですか」

そう言ったわたしに、
「心配ないですよ。

マネージャーと一緒だったら、誰も不審に思わないでしょう」

大森さんが言い返した。

思わないでしょうって…。

不審に思われたら、困るじゃないですか!

心の中で毒づいたわたしに、
「それに、今さら何をおっしゃっているのですか?」

大森さんがシャツを脱いだ。
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