Sweet Love~極上に甘い恋~

甘い時間の過ごし方

最近、子育てに興味を持っている。

「何を読んでいるのですか?」

ソファーに座って本を読んでいたわたしに、大森さんが聞いてきた。

「これです」

わたしは大森さんに子育ての本を見せた。

「何か気になってるって言うか、何て言うか…。

とにかく、子供が好きって言うか…」

話をしているわたしに、大森さんは複雑そうな顔をしている。

あれれ、大森さんはこの話が苦手なのかな?

そう思いながら、
「大森さんは気になりませんか?」

わたしは彼に話を振ることにした。

「気にならないと言う訳ではないですけど、興味はないですね」

複雑そうな顔のまま、大森さんは言った。
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