Sweet Love~極上に甘い恋~

春日先生の告白

その時って、一体いつなんですか?

どうして今は言えないんですか?

一体、何があったって言うんですか?

あの人とは、何にもなかったんでしょう?


その翌日、わたしはいつものように大学に顔を出した。

「乃南、どうしたの!?」

わたしの顔を見たミクが叫ぶように言った。

「何でもない…」

首を横に振ったわたしに、
「何でもなくないでしょ!

そんなに目を腫らして!」

ミクの言う通りである。

昨日大森さんの胸で大泣きをしたせいで、目を腫らしたのだ。

わたしもこの顔を見て、正直休もうかと考えた。
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