Sweet Love~極上に甘い恋~

美貌のトロンボーン奏者

朝の光が眩しい…。

「起きてください」

わたし、山中乃南(ヤマナカノナ)の枕元で彼が言った。

もう少し寝かしてください。

今日の講義は2限目からの日なんですから。

心の中でそう呟いた後、わたしは彼に背中を向けた。

また夢の世界に行こうと、眠ろうとした時だった。

「起きないとキスしますよ」

…えっ?

今、キスしますよって言わなかった…?

何かの聞き間違えであって欲しいと思った時、耳に温かい息が吹きかけられた。

ゾゾッと、背中に悪寒が走る。

ちょっ…ちょっと、一体何するの!?
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