Sweet Love~極上に甘い恋~

事件は突然に…!

その日講義が終わったのと同時に、わたしは急いで帰りの支度をした。

時々腕時計を見ながら、時間の確認をする。

早く大森さんを迎えに行かなくっちゃ!

「よし、準備完了!」

わたしはバッグを肩にかけると、講義室を飛び出した。

1日の講義が終わった後は、だいたいいつもこんな感じだ。

わたしは大学に通いながら、大森さんのマネージャー兼妻をやっているのだ。

少し急ぎ過ぎたのが悪かった。

いつも下りる目の前の階段に差しかかった時だ。
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