Sweet Love~極上に甘い恋~

人生初のお誘い

まぶしい光に、わたしは目を覚ました。

…あれ?

見知らぬ天井が視界に入った。

同時に、ベッドのうえで横になっている自分の格好に気づいた。

何でわたし、裸なの…?

そう思った瞬間、昨日の出来事が頭の中でよみがえった。

「わーっ!」

わたしはベッドから転がり落ちた。

慌ててシーツで躰を隠した。

「んー、何事ですか?」

大森さんが躰を起こした。

思わず、わたしは後退りをした。

ゴンッ!

すぐ後ろに壁があったことに気づかなくて、後頭部を強くぶつけた。

痛い…。

バコンッ!

泣きそうになっているわたしをさらに襲うように、壁にかかっていた絵画が頭のうえに落ちてきた。
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