Sweet Love~極上に甘い恋~

合コンでございま〜す

「乾杯!」

カチンカチンと、グラスがあわさる音が響く。

乾杯が終わると、わたしはウーロン茶を一口飲んだ。

そして、ため息をついた。

何故どうしてこうなった。

自分にツッコミを入れて見ても、テンションは下がる一方である。

腕時計を見て時間の確認をする。

そろそろ帰らないと、大森さんが怒るなあ。

しかも数あわせの役として合コンに参加してるとなればなおさら…。

わたしは、大森さんの顔を想像する。

きっとあの妖艶な笑みを浮かべて、「お仕置きしますよ」って言うのは間違いないだろう。
< 62 / 328 >

この作品をシェア

pagetop