分岐点  ~幸せになるために

帰りに 実家の母が 色々持たせてくれたから。

翌日は 洗濯をして、荷物の整理をして。


5日から 仕事が始まる。


会社に行けば 毅彦に会える。


素っ気なく 接していても。

近くに 存在を 感じられる。


その夜 10時過ぎに 毅彦から ラインが来た。

「久しぶり。元気?」

「はい。毅彦さんは?」

「俺も 元気だよ。連絡できなくて ごめんね。」

「大丈夫だよ。昨日まで 実家にいたから。」

「明日から 仕事だね。」

「仕事は 面倒だけど。毅彦さんに 会えるから。」

「沙耶香。会いたいな。」

「うん…」


毅彦は 私を どう思っているんだろう…


家族が 最優先だってことは わかっているけど。


会いたいって 思うくらいには

私のことを 好きなのかな。


自分の気持ちだって わからないくせに。

毅彦の気持ちを 探ろうなんて 無理だ。


それなのに『 会いたい 』なんて 言われると

なんか 切なくなってしまう。








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