【完結】一夜の過ちで身籠ったら、夫婦が始まってしまいました。




 「三枝朱鳥さん、1番の診察室へどうぞ」

 「はい」

 診察室へ呼ばれたわたしは、予定日を過ぎてるのに、生理が来ないことを先生に伝えた。すると先生は、診察する前の診断書を見てこう言った。

 「三枝さん、あなたのお腹を超音波で調べてみましょう」

 「……え?」

 お腹を、超音波で……?どういうことだろう?
 
 ……え?わたしもしかして、何かの病気だったりする?

 「さ、三枝さん。ここに仰向けになって寝てみてくれる?」 

 「は、はい」

 わたしは言われた通り、ベッドの上に横になった。

 そして超音波を当てて調べてもらった結果、わたしは【妊娠】していることが発覚した。先生の話だと、現在妊娠5週目になったばかりだった。

 生むことしたら、出産予定日は12月頃の予定だと言われた。信じられなかった……。

 まさか自分が妊娠しているなんて……。だけど妊娠しているということは、きっとあの時の彼が父親で間違いないだろう。


< 13 / 125 >

この作品をシェア

pagetop