元ヤンキー男子はツンデレ女子を溺愛している

俺は考えたあと、目を見開いて、ある人に連絡した。

「今、いいですか?」

俺は、ある人に電話をした。
それは、千花の友達の咲さん。

「え?何」

咲さんは電話越しで、冷たい声で発した。

「千花は、どうですか?」

俺は咲さんに話しかけていた。

「なにそれ。どういう質問?それ」

咲さんはブウと笑って、俺に言う。

「いや、なんか千花の近況を知りたいなと」

俺は一回沈黙した後、咲さんに正直に返事する。

「ふーん。この前、根岸と二人で出かけたのは知ってるよね?」

咲さんは自分の部屋にいるのか、電話越しから聞こえる音は話す声だけだった。

「ああ」

俺は返事をした。

「根岸。好意があるってこと伝えたみたい」

咲さんははあとあくびをしてから、俺に発した。

「はあ?え?あの根岸くんが」

俺はベッドから立ち上がり、目を丸くして、咲さんにびっくりした声で言う。

「そうみたい。あのヘタレやったみたい」

咲さんは思い出したかのように笑っていた。

「それで、千花は?」

俺は咲さんの声をしっかりと聞いた。

「悩んでるみたいだよ。ちゃんと恋愛的な意味ってちゃんと言ったからね」

咲さんは俺に言いながら、電話越しからガサガサと音がしていた。

「…そうか」

俺は下を向いて、返事をした。

「嫉妬してるでしょ」

咲さんは俺の気持ちを代弁しているかのように聞いてきた。

「……してるよ」

俺は冷静沈着に咲さんに声を発した。

「西原はどうするの?」

咲さんは俺に聞いきた。

どうすると言われたって、やることは決まっている。

「…俺なりにアプローチをしていくよ。俺は俺で千花にしていく。根岸くんには負けないから」

俺は力強い声で、咲さんに言う。
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