またいつか君と、笑顔で会える日まで。
青木萌奈side
車の助手席に座りながら窓の外を眺める。照りつける肌を焦がすほどの太陽の光に私は思わず目を細めた。
知らせは放課後に届いた。
知らない番号からの電話に出ると、相手は警察だと名乗った。
確か、捜査本部の山田とか、山口とかそんなような名前だった気がする。
頭が混乱しすぎていて訳が分からなかった。
警察官はリリカちゃんのことで聞きたいことがあるから警察署に来てほしいとだけ言った。
母に付き添われて警察署に行くと、リリカちゃんの死を告げられた。
何かの間違いだと必死に訴えた。リリカちゃんが死ぬ理由などない。考えたこともない。
だって、今朝まで一緒にいた。笑顔だった。リリカちゃんは確かにあたしの前にいた。
でも、私が人違いだと説明しても警察官は同情したような目を私に向けるだけだった。
『あの日、あの子が最後に連絡をしていたのは君だ。彼女からラインが来ましたか?』
警察に私はリリカちゃんとのやり取りを見せた。
リリカちゃんから最後に届いたメッセージは『だいすき ありがとう』の9文字だった。
どうして突然そんなメッセージを送ってきたのかは分からなかった。
それでもすぐに『私も大好きだよ』と返信をした。でも、そのメッセージが既読になることはなかった。
知らせは放課後に届いた。
知らない番号からの電話に出ると、相手は警察だと名乗った。
確か、捜査本部の山田とか、山口とかそんなような名前だった気がする。
頭が混乱しすぎていて訳が分からなかった。
警察官はリリカちゃんのことで聞きたいことがあるから警察署に来てほしいとだけ言った。
母に付き添われて警察署に行くと、リリカちゃんの死を告げられた。
何かの間違いだと必死に訴えた。リリカちゃんが死ぬ理由などない。考えたこともない。
だって、今朝まで一緒にいた。笑顔だった。リリカちゃんは確かにあたしの前にいた。
でも、私が人違いだと説明しても警察官は同情したような目を私に向けるだけだった。
『あの日、あの子が最後に連絡をしていたのは君だ。彼女からラインが来ましたか?』
警察に私はリリカちゃんとのやり取りを見せた。
リリカちゃんから最後に届いたメッセージは『だいすき ありがとう』の9文字だった。
どうして突然そんなメッセージを送ってきたのかは分からなかった。
それでもすぐに『私も大好きだよ』と返信をした。でも、そのメッセージが既読になることはなかった。