白いジャージ ~先生と私~
車まで運んでくれた先生は、

力強くて

たくましくて


やっぱり大好きで・・


「お姫様抱っこして欲しかったんだろ?」


先生は、念願の私の夢を叶えてくれた。



白いジャージを来た、王子様。

お姫様を助けてくれる王子様。





時計は、夜の11時55分・・


先生は・・・何時間私を探してくれたんだろう・・


バイトを早めに切り上げて8時半から・・

たっくんとデートしたはず。



「電話しといたから・・」


先生は、車の暖房を『強』にして、私の手を先生の手で温めてくれる。

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