白いジャージ ~先生と私~
あの目が忘れられなかった。


最初に、自分から先生に話しかけた日もあんな目をしてた。


廊下の窓から、じっと夕日を見てる先生を

ほっとけなくて

声をかけた。



まさかあの時の生徒が私だなんて、

先生は知らないと思うけど。



その夜、ゆかりから聞いた。


龍が彼女と別れたって。

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