白いジャージ ~先生と私~
「ゆかりちゃん・・酔っちゃった??真っ赤だよ~?初めまして!卓弥です!!」

ゆかりはゆっくりと手を差し出し

握手をした。



「たっくん!ビールお願い!!」

奥から声がかかり、たっくんはニコっと微笑むと

奥に入っていった。




「・・・・なおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」


「ゆかりぃぃぃぃぃ!!もしや・・・一目ぼれ??」



カウンターの下で手をつないだ私達は

こんな出会いをくれた神様に感謝した。



「もしかして・・・あれがたっくん??直が捨てたたっくん?」

「す・・捨てたって・・・ひどい・・」

「付き合ってすぐに、殴って捨てたたっくん??」

「ちょ!!ちょっと・・ゆかり・・冗談きつい・・殴ってないもん・・」


「ねぇ・・・直の男の好み・・・正直わかんないよ。あんなかっこいい人捨てるなんて・・」

ゆかりは、ニヤっと笑いながら焼き鳥を頬張る。


「その焼き鳥、たっくんが作ったかも・・」


「・・・!!!!!マジ??」


真っ赤になるゆかりが面白くてからかって遊んだ。


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