白いジャージ ~先生と私~
「ひゃぁぁぁぁぁ~~~~!!」


飛行機が浮き上がる瞬間に

すんごい気持ち悪い声が出た。


周りの男子に笑われながら、私はなんとか無事に飛んだ。

私が飛んだわけじゃないんだけど・・



シートベルトを外していいと言うアナウンスがあった。

ゆかりに手を引かれ、先生の席まで行った。


えぇ・・

女子に囲まれてる。

ぶぅ~~~~・・



私の視線に気付いた先生は、席を立ち近づいてくる。


「大丈夫だったか?気持ち悪くない?」

「はい・・」


それだけ言って、私はまた席に戻る。

その途中にすれ違ったキャビンアテンダントの女の人が

あまりにも綺麗で・・


すんごく心配になったんだ・・



スラッと背筋が伸び、バッチリメイクなのに、とても上品で・・


私にないものを

たくさん

持ってる。



初めての飛行機は

私に

いろんなことを教えてくれた。



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