白いジャージ ~先生と私~

みんなが寝静まった部屋で

私・・


どんどん涙が溢れた。



先生がお腹に入れてくれた袋には、


いつか先生がおみやげやさんで見ていた

キティちゃんのぬいぐるみ。


スキーしてるキティちゃんのぬいぐるみ・・・だった。



私に・・・


だったんだ。




知らなかった・・



変なやきもち焼いててごめんね、先生。


まだまだ子供な私に

お土産買ってくれてたんだぁ・・



私はそのぬいぐるみを抱きしめながら


修学旅行最後の夜の眠りについた。


< 306 / 480 >

この作品をシェア

pagetop