白いジャージ ~先生と私~

「えぇ~・・来週、親睦を深める目的で3年全員でバーベキューをしに行くそうだ。どっかの川で、みんなで肉を食って・・仲良くなろう・・みたいな??」


先生の説明にみんなが笑う。


先生のこんな姿・・・見たことなかったなぁ・・


やばいくらいに


毎日


好きが 倍増してる・・かも。




「男子4名女子4名でグループになり、役割を決める・・・と書いてある。」


先生は、職員室で配られた紙を見ながら話す。


「先生、しっかりしてよ!!」

一番前の女子が笑いながら言う。


この子・・きっと先生が好きだ。


後ろから見てるとよくわかる。


先生に向けられる視線が・・



「役割って何だ?肉係とか、野菜係とか?」


先生は首をかしげて・・・みんなの笑いを誘う。


また一番前の女子が

「先生~違うよぉ!!」


なんて甘い声を出す。




先生のクラスになるということは

見たくないものも見えてしまうってことなのかもしれない。



修学旅行のカラオケで先生にくっつく女子を見たときの気持ちに似ている。



先生はみんなの「先生」


先生がみんなに優しくするのは当然で・・





日誌でその子の頭を



ポンってするのも



たいした事じゃないのかもしれない。





その光景が目に焼き付いて離れなかった。


私だけにしてくれると思ってたわけじゃないけど・・


嬉しそうなその子・・・名前は 荒木さんだっけ・・


嬉しそうな荒木さんの声も耳から離れない。
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