白いジャージ ~先生と私~
「おはよぅ・・・眠い・・・」
お父さんのパジャマを着て、ボサボサの髪で起きてきた先生に
私は抱きついちゃった。
ちょうど、お父さんとお母さんは買い物に行ってて、
お姉ちゃんも仕事に出た後だった。
「おぉ??どした?甘えてんのかぁ、直~?」
「先生が、あまりにもかわいいからだよ・・先生好き。」
「・・・知ってるよぉ。でももっと言って。」
「好き好き好き、大好き。」
「あ・・やべ。体が反応しちゃうじゃんかぁ・・・お前の家では絶対エッチなことはしないって決めてるの!!」
「先生・・かわいい~!!じゃあ・・ご飯にしよっか?」
テーブルに並べられたホットサンドと、サラダとコーヒー。
いつもはないランチョンマットに乗せられた朝食に先生は嬉しそうな顔をする。
「やべぇ・・・なんだか新婚っぽくない?俺・・こういうの憧れてんだぁ・・」
先生は、フォークを口にくわえたまま天井を見る。
「あぁ~~~~幸せ。早くお前とこんな生活したいなぁ。」
ドキドキして
先生の目が見れないよぅ・・
何気なく言ったそんな言葉も
私には プロポーズに聞こえてしまう・・
部活に向かう先生を玄関で送るこの幸せ・・
「早く帰ってきてね!!」
なんて・・新婚ごっこをする私に
「おう!晩飯は、カレーがいいなぁ。でも飯の前にお前を食べたい・・」
先生は答えてくれる。
いってらっしゃいのキスをして
先生を見送った。
自分の部屋の窓からこっそり先生を見つめる。
車のドアを開ける仕草までもがかっこよくて
眩しそうに太陽を見る目が素敵・・・
以心伝心・・
先生が私の部屋の窓に向かって
手を上げてくれた。
早く・・・
こんな日が来ますように・・・
先生と毎日一緒にいたいよ。