白いジャージ ~先生と私~
家では、お姉ちゃんの大音量のロックが鳴り響き、お母さんは悲しい顔をしていた。


また・・何かあったんだ・・とすぐにわかった。



私は、お姉ちゃんの大音量のおかげで


大声を上げて・・泣くことができた。



泣いても泣いても涙が溢れて、体の水分がなくなりそうだった。




ガチャ・・・



部屋のドアを開けたのは、お姉ちゃんだった。


いつの間にかお姉ちゃんの部屋から、音楽は聞こえなくなっていた。


泣き声に気付いたお姉ちゃんが私の部屋のドアを開け、じっと私を見ていた。



「なお・・・あいつ殴ってやろうか?」


私は、生まれて初めてお姉ちゃんの胸で泣いた。


何も言わず、ただ私の背中に手を置いていた。


お姉ちゃんは何も聞かなかった。


でも、全てをわかってくれたような気がした。


お姉ちゃんの胸は温かくて、やっぱりお姉ちゃんは私のお姉ちゃんだ・・。


同じ血が流れてるって・・感じた。


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