会長サマと、夢と恋。
01.会長は、意地悪。

「……え、廃部、ですか?」
「うん。ほら、うちの学校、五人以上いないと部活も同好会も作れない決まりだから」

あの入学式から二か月が経った、六月。
先生の言葉に呆然とするわたしがいた。

あれからわたしは、念願だった「マンガアニメ同好会」に入部した。
学校案内でマンガやアニメ関係の部活や同好会があることを知って、楽しみにしてたのに!

「そんな……、急ですよ!」
「急じゃないよ。その……マンガ同好会? は、ここ二年間ずっと部員ゼロだったんだ。だから今年五人入部しなかったら廃部、って、前年度の職員会議と生徒会会議で決まってたんだから」

そんな、自分が入学する前の年の事情なんて知らないし……。
なくなる可能性があるなら、学校案内のパンフレットにもそう書いてほしかった。
 
今の部員は、わたしを入れてったったの三人。

部室(と言っても空き教室を文芸部と半分に区切っただけだけど)に戻ると、部員のアキとミナミが駆け寄ってきた。
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