恐怖ダウンロード
☆☆☆
夢との会話を終えて自分の席へ向かうとタイミングよく美紀が近付いてきた。
片手にはパックのいちごミルク。
それを飲みながら教室を歩いていた美紀があたしに気がついた。
ジトッとした視線を送ってきた美紀はなにかを思いついたのか、不意にあたしの机へと向き直った。
嫌な予感がしたその時、美紀は持っていたジュースを逆さまにしてあたしの机にこぼしたのだ。
「あっ!」
咄嗟に駆け寄るといちごミルクの甘い香りが漂っている。
クラスのどこからか笑い声も聞こえてきた。
「ごめーん、手がすべっちゃった」
ヘラリと笑って言う美紀を、思わず睨む。
すると美紀は一瞬で険しい表情に変化して「なにか文句でもあんの?」と、詰めよってきた。
あたしは数歩後ずさりをしてうつむく。
「……別に、なにも」
きつく出られない自分が情けない。
「あっそ」
美紀はフンッと鼻を鳴らすとあたしの机から離れていった。
残されたのは汚されたあたしの机と、クスクスと笑うクラスメートたちの声だけだった。
夢との会話を終えて自分の席へ向かうとタイミングよく美紀が近付いてきた。
片手にはパックのいちごミルク。
それを飲みながら教室を歩いていた美紀があたしに気がついた。
ジトッとした視線を送ってきた美紀はなにかを思いついたのか、不意にあたしの机へと向き直った。
嫌な予感がしたその時、美紀は持っていたジュースを逆さまにしてあたしの机にこぼしたのだ。
「あっ!」
咄嗟に駆け寄るといちごミルクの甘い香りが漂っている。
クラスのどこからか笑い声も聞こえてきた。
「ごめーん、手がすべっちゃった」
ヘラリと笑って言う美紀を、思わず睨む。
すると美紀は一瞬で険しい表情に変化して「なにか文句でもあんの?」と、詰めよってきた。
あたしは数歩後ずさりをしてうつむく。
「……別に、なにも」
きつく出られない自分が情けない。
「あっそ」
美紀はフンッと鼻を鳴らすとあたしの机から離れていった。
残されたのは汚されたあたしの机と、クスクスと笑うクラスメートたちの声だけだった。