ちいさなことばをひろいあつめて【短編集】
 私は回りに誰もいない事を確認すると恐る恐るケータイを開いた。


 ピコピコと点滅するメールのアイコン。

  
 恐る恐るアイコンを押して開くと。



 『こっちこそ友達からお願いします。m(_ _)m』



 絵文字じゃなく顔文字でぺこりと下げた頭を見て私は思わずニヤニヤしてしまう。





 やっぱりケータイは可能性の塊だった。

 死ぬ気でダイブした先は3階よりも清水の舞台よりも素敵な世界を見せてくれたのだから。
< 29 / 87 >

この作品をシェア

pagetop