ドS過ぎるヤンツンデレ様のいいなりに。⑩〜本当の気持ち〜【side 新】
 結楽が、ソファに座っている俺の膝の上に乗ってきて、すりすりと頬を俺の胸に当てている。

「新様だいしゅきぃ……ふぁあ〜」

 っ、寝ぼけてる……?というか寝てるな。

「ふふっ、いい匂いぃ……新様かっこいーぃ……だいしゅき」

 あー……罰ゲームだ……目に毒すぎるぞ、これ……。

 あー……でも、これやめさせたくない……。

【あのさ】

「なんだよ早くしろ」

【僕の愛しい可愛い彼女が可愛くてしょうがないんだけど——】

 プツッと電話を切った。

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