超人気アイドルに溺愛されてます



なんて一人、心の中で語っていると
授業開始を知らせるチャイムが
いつの間にか鳴っていたーーー





「終わった~!」


今日も一日の授業が終わり
やっと放課後。


「優里愛、また明日ね!」


彩音に手を振られ、私も振り返し席を立つ。


彩音は今日はデートの日。


いつも以上に気合が入っていて
すごく可愛かった。


「いいな~…、デート。」


私にはまったく無縁の話だけど。


小説を書いているからこそ、
放課後デートってやっぱり憧れちゃうんだよね。


まぁ、憧れで終わっちゃうのが現実だけど。


「今日も書こう。」


ぽつりと呟きながら学校を出た。




歩きながら、今日書く予定のページの
セリフを考えていた時


~~~♪♪♪


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