超人気アイドルに溺愛されてます
「あ!やばいね!優里愛急ごう!
大我また後でね!」
バイバイっと勢いよく手を振って
走り出した彩音にグイっと引っ張られた。
私と彩音は同じクラスだけど
大我くんは別のクラスだから
下駄箱でお別れ。
何とか本鈴が鳴る前に教室へ着いた。
「間に合ったー!」
「彩音…、足早すぎ…。」
廊下を颯爽と駆け抜けていった彩音に
無理やり引っ張られた私は当然息切れ。
あ、よい子は廊下は
走ったらだめだからね!
こんなちょっと強引なところがある彩音だけど
私が優柔不断だったりするから
悩んだときはパッと色々決めてくれたりして
見た目が違う私たちだけど
相性はすっごくいいんだ。