2人のあなたに愛されて~歪んだ溺愛と密かな溺愛~【リニューアル版】
柊君との2人だけの時間が、私の1番好きな時間。


今から日曜日が待ち遠しい。


私達は会社を出て、それぞれお互いのマンションに帰った。


部屋に入って、すぐに夕食とお風呂を済ませた。


読みかけの恋愛本を手に取って、それを読んでいたら、何だか、柊君の声がどうしても聞きたくなった。


今日1日大変だった柊君に、悪いなって思いながらも…


話したい衝動が抑えられなくて。


私は、スマホで電話をかけた。


柊君はすぐに出てくれて、快く私に付き合って、優しい声で話をしてくれた。


疲れてるのにごめんね…


夜中を回る頃まで、いろいろ話して…


そして、私達はおやすみと言って電話を終えた。


ベットに入った私は、柊君と話せたことが嬉しくて夢見心地だった。


でも、温かい羽毛布団が気持ち良くて…


仕事で疲れたのも手伝って、私は、すぐに深い眠りに落ちていった…
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