Galaxy☆Quintet 〜優等生女子がバンドを始めた話〜【連載中】
しかし綾小路さんは私の懸念を拭うように、
「まあ、褒めても何も出ませんわよ」
と上品に笑ってみせたあと、「今度は負けませんわ」なんて強気にアピールしてから向こうに歩いて行った。
クラスも違うからこんな風に真正面から接触したのは初めてだったけど、噂と違い案外良い人に感じたなぁ。
みんなが風呂敷広げて話しているだけで、実はそこまで嫌味な性格じゃないのかもしれない。
そんな印象を抱きながら再び文字を書こうとした矢先、制服のポケットに入れていた携帯がメッセージの受信を知らせた。
差出人は歩夢だ。
「まあ、褒めても何も出ませんわよ」
と上品に笑ってみせたあと、「今度は負けませんわ」なんて強気にアピールしてから向こうに歩いて行った。
クラスも違うからこんな風に真正面から接触したのは初めてだったけど、噂と違い案外良い人に感じたなぁ。
みんなが風呂敷広げて話しているだけで、実はそこまで嫌味な性格じゃないのかもしれない。
そんな印象を抱きながら再び文字を書こうとした矢先、制服のポケットに入れていた携帯がメッセージの受信を知らせた。
差出人は歩夢だ。